愛犬が死んだらすべきこと|飼い主が取るべき対応と手順

2025.8.29 ペット供養
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目次

犬が死んだらまず何をすればいいですか?

安置を最優先に行い、自治体またはペット火葬業者へ連絡して手続きを進めましょう。

愛犬が亡くなった直後は、まず落ち着いて遺体を安置することが最優先です。直射日光を避け、風通しのよい涼しい場所に寝かせましょう。

清潔なタオルや毛布の上に寝かせ、腹部・首元・背中の下に保冷剤を置くと腐敗の進行を抑えられます。その後、24時間以内を目安に火葬や埋葬の準備を整えます。

方法としては、ペット専門の火葬業者に依頼するか、住んでいる自治体に相談するのが一般的です。加えて、犬の死亡届は狂犬病予防法に基づき、30日以内に自治体へ提出が必要です。

鑑札や注射済票なども一緒に返却するケースが多いため、事前に手元に揃えておくと手続きがスムーズです。

犬が死亡したら役所への届け出は必要ですか?

はい、狂犬病予防法に基づき届け出が義務付けられています。

犬の死亡時、飼い主は30日以内に市区町村役場へ死亡届を提出する義務があります。届け出は「犬の登録抹消手続き」と呼ばれ、狂犬病予防法によって定められています。

多くの自治体では窓口のほか、郵送やオンラインでの手続きも可能です。届け出には犬の鑑札番号や注射済票が必要となり、返却を求められる場合もあります。

手続きを怠ると登録が残ったままとなり、不要な通知が届くこともあるため、忘れずに対応しましょう。

ペットの火葬は義務ですか?

義務ではありませんが、法律上、適切な処理が求められます。

犬の遺体は法律上「一般廃棄物」として扱われます。そのため、家庭ごみのように処理することは認められておらず、自治体や専門業者を通じて適切に処理する必要があります。

多くの飼い主はペット火葬業者に依頼して個別火葬や合同火葬を選択します。火葬後は骨壺に収め、自宅で供養したり、霊園へ納骨することが一般的です。

自宅の庭への埋葬も地域によっては可能ですが、条例で禁止されている場合や、衛生面のリスクがあるため注意が必要です。

自宅で埋葬しても大丈夫ですか?

自治体の条例に違反しない限り可能ですが、慎重な判断が必要です。

私有地での埋葬は違法ではありませんが、都市部や住宅密集地では条例で禁止されているケースがあります。たとえ認められていても、遺体を深く埋めなければ悪臭や害獣による掘り返し、地下水汚染といったリスクが生じます。

穴の深さは最低でも1メートル以上が望ましいとされますが、衛生面や近隣トラブルを考えると、専門のペット霊園や火葬サービスを利用する方が安心です。感情的に「自宅で眠らせてあげたい」と思う飼い主も多いですが、現実的には専門業者に依頼する選択肢が増えています。

ペットロスで辛いときはどうすれば?

心のケアのため専門機関への相談も有効です。

愛犬の死は大切な家族を失う経験であり、深い悲しみ「ペットロス」を引き起こします。無理に感情を押し殺さず、信頼できる友人や家族に話を聞いてもらうことが回復の一歩になります。

また、各地にはペットロスに対応した専門カウンセラーや心療内科もあり、必要に応じて利用するとよいでしょう。さらに、SNSやペットロス支援コミュニティでは、同じ経験を持つ人々と気持ちを共有できます。

「悲しんではいけない」と思う必要はなく、時間をかけて向き合うことが大切です。

犬が死んだら冷静に「安置・手続き・供養」を

愛犬との別れは突然訪れることも多く、動揺してしまうのは自然なことです。しかし、飼い主が取るべき対応は大きく分けて「安置」「役所への届け出」「火葬や埋葬」の3つに整理できます。

まずは涼しい場所で安置し、その後は自治体や火葬業者へ連絡して適切に手続きを進めましょう。また、役所への死亡届は狂犬病予防法に基づく義務であるため、忘れないよう注意が必要です。供養の形は火葬・霊園・自宅埋葬と選択肢がありますが、衛生面や条例を考慮すると専門業者に依頼するのが安心です。

そして、最後に大切なのは飼い主自身の心のケアです。ペットロスを乗り越えるには時間がかかりますが、専門機関や周囲の支えを借りながら、少しずつ前を向いていきましょ

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