ペット火葬で写真は一緒に入れられる?
2025.8.29 ペット供養目次
ペット火葬時に写真を一緒に入れても問題ありませんか?
一般的には入れても問題ありませんが、施設によっては制限があります。
ペット火葬で「大切な家族の思い出を一緒に送りたい」と考え、写真を棺に納めることは多くの飼い主が希望する行為です。実際、紙製の写真そのものは燃焼に問題がないため、受け入れている施設が大半です。
ただし注意点があります。ラミネート加工やアルミ・金属付きの写真は、燃焼時に有害物質を発生させたり火葬炉を傷める原因になるため禁止されている場合があります。
安全なのは「装飾のない紙の写真」または「コピーした印刷用紙」です。必ず事前に火葬業者に確認をとることが大切です。
写真の素材や加工によって火葬できない場合は?
ラミネート加工・写真立て・金属付きの写真は不可です。
光沢の強い印画紙や、ラミネートフィルムで覆われた写真は燃えにくく、燃焼時に有害ガスを発生させます。また、写真立てに入れたまま納棺することや、金属・ガラスを含む装飾写真は火葬炉の損傷につながるため多くの施設で禁止されています。
基本的に許可されるのは「紙製で加工が施されていない写真」。どうしても原本を入れたい場合はコピーをとって、印刷用紙で代用するのが安心です。
写真の代わりにできる供養方法はありますか?
火葬後に祭壇や納骨棚に飾るのが一般的です。
写真を棺に入れられない場合でも、供養の方法は数多くあります。火葬後に自宅の仏壇やメモリアルコーナーに飾るのが最も一般的といえます。
また、近年は以下のような方法も広がっています。
- 遺骨ペンダントに写真を刻印
- フォトフレーム付きのミニ仏壇
- メモリアルグッズ(クッションや絵画化)
無理に火葬時に入れなくても、後から形に残す供養は十分に可能です。
写真を入れることで起こるトラブルはある?
燃え残り・火葬炉の劣化・異臭の原因になることがあります。
不適切な写真を納めると、以下のようなトラブルが発生する可能性があります。
- 燃え残り:骨壺に混ざり、遺骨の状態を損ねる
- 火葬炉の劣化:金属やフィルムが内部に付着し、修理の原因に
- 異臭や有毒ガス:ラミネートや光沢材から発生
これらは他の利用者やペットにも影響を及ぼすため、持ち込む写真は「燃えやすい紙のみ」と覚えておきましょう。
写真はどのタイミングで渡すべき?
納棺のタイミングでスタッフに直接渡すのが基本です。
写真を納める場合は、火葬前の納棺時にスタッフへ渡すのが一般的です。立ち会い火葬や個別火葬では、飼い主が自ら入れることもできます。
一方、合同火葬では個別の品を入れられないことが多いため、必ず事前相談が必要です。勝手に棺へ入れてしまうと火葬炉トラブルや規約違反になるため、必ず施設のルールに従いましょう。
火葬時に入れられる他の思い出の品は?
生花・おやつ・手紙・布製の玩具などが許容範囲です。
写真以外にも、多くの火葬施設では以下の品を納棺できます。
- 生花(少量)
- おやつやフード(燃えやすいもの)
- 手紙(メッセージを込めて)
- 布製の玩具やタオル
禁止されるものは火葬炉や環境に悪影響を及ぼすといった理由があるため、「金属・ガラス・プラスチック・電池付きグッズ」です。施設によって許可範囲は異なるので、必ず確認しましょう。
ペット火葬を依頼する際には、施設の公式サイトや協会のガイドラインを確認することが、安心・安全な供養につながります。
まとめ
ペット火葬で写真を一緒に納めることは、紙製であれば多くの施設で可能です。ただし、ラミネートや金属付きの写真はNGです。燃えやすいコピー写真を使うか、代わりに火葬後の祭壇や納骨棚に飾る方法を選ぶと安心です。
思い出を形に残す方法は一つではありません。施設のルールを守りながら、大切なペットを心を込めて送り出してあげましょう。


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