ペットの仏壇を手作り!100均でできる簡単な作り方とおしゃれなアイデア集
2025.12.24 ペット供養大切なペットを亡くしたあと、「その子らしい形で供養したい」と考える方は少なくありません。
既製品の仏壇を選ぶ方法もありますが、費用を抑えながら、インテリアに馴染む温かみのある供養の場を手作りする選択肢もあります。
この記事では、100円ショップの材料を活用した簡単なペット用仏壇のDIY方法から、おしゃれなアイデア、そろえたい仏具、設置場所の注意点までを解説します。
心を込めて作ることで、ペットとの思い出を形にする時間にもなります。
目次
ペットの仏壇は手作りしても大丈夫?心を込めることが一番の供養
ペットの供養には厳格な宗教上の決まりがないため、仏壇を手作りしても問題ありません。
大切なのは形式よりも、ペットを偲び、感謝する気持ちです。
手作り(DIY)は既製品にはない温かみやオリジナリティを出しやすく、その子のためだけの空間を用意できます。
また、作業に集中する時間は、深い悲しみの中にいる方の気持ちを整える一助になることもあります。
無理のない範囲で、あなたらしい供養の形をつくっていきましょう。
100均グッズで簡単!ペット用仏壇の基本的な作り方3ステップ
ペット用の仏壇は、特別な道具や技術がなくても、身近な材料で手軽に作れます。
特に100円ショップには、土台になるボックスや装飾に使えるアイテムが豊富にそろっており、初めてでも取り組みやすいのが魅力です。
基本の流れは「土台を用意する → 装飾する → 思い出の品を飾る」の3ステップです。
費用を抑えつつ、世界に一つだけの祈りの空間をDIYで形にしてみましょう。
ステップ1:土台となるボックスや棚を用意する
まずは、仏壇の本体となる土台を選びます。
100円ショップで手に入る木製ボックスやコレクションケース、ワイヤーネットを組み合わせたミニ棚などは手軽でおすすめです。
また、ホームセンターのすのこ、小さな棚、カラーボックスなどを活用する方法もあります。
遺骨のサイズや、飾りたい写真・思い出の品の量を考え、無理のない大きさを選びましょう。
よりこだわりたい場合は、木材をカットして一から組み立てる本格的なDIYで理想の形に近づけることも可能です。
ステップ2:ペットのイメージに合う布やシートで装飾する
土台が決まったら、装飾を施します。
ペットの毛色や雰囲気、部屋のインテリアに合わせて色や質感を決めると統一感が出ます。
100円ショップのリメイクシートやマスキングテープを使えば、木目調・レンガ調などに手軽に印象を変えられます。
内側に布やフェルトを敷いたり、外側に貼ったりするだけでも柔らかな雰囲気になります。
さらに、塗料でペイントしたり、レース・リボン・造花などで飾り付けたりすると、可愛らしさや華やかさを演出できます。
ステップ3:写真や思い出の品を自由にレイアウトする
最後に、写真や思い出の品を飾ります。
主役となる写真は、フォトフレームに入れて中央に置くとまとまりやすいです。
その周りに、首輪やおもちゃ、好きだったおやつの空き箱など、思い出の品を無理のない範囲で並べましょう。
お水やごはんを供えるための小皿、お花を飾る一輪挿し、火を使わないLEDろうそくなども一緒に配置します。
余裕があれば、メッセージカードを添えるのも良い方法です。
「見ていて落ち着く」「手を合わせやすい」配置を意識すると、続けやすい供養の場になります。
【タイプ別】おしゃれな手作りペット仏壇のアイデア4選
手作りのペット仏壇は、決まった形がありません。
住まいの環境やインテリアに合わせて、壁掛けにしたり、収納家具の一部を供養スペースにしたりと、自由にデザインできます。
ここでは、身近なアイテムを活用したおしゃれな手作り仏壇のアイデアを4つ紹介します。
実例の考え方を参考に、あなたとペットに合うメモリアルコーナーを探してみてください。
アイデア①:フォトフレームを主役にした壁掛けメモリアルコーナー
スペースが限られている場合は、壁掛けタイプが便利です。
大きめのフォトフレームの背板を外し、コルクボードやワイヤーネットをはめ込むと、飾れる土台になります。
中心に写真を置き、周囲に小さなフックを付ければ、遺毛カプセルやチャームなども吊るして飾れます。
壁に取り付けることで、小さな子どもや他のペットの手が届きにくく、安全性を確保しやすい点もメリットです。
アイデア②:カラーボックスを活用した収納付きの供養スペース
カラーボックスは、供養スペースと収納をまとめやすい実用的なアイテムです。
一段を仏壇スペースとして使い、他の段にはフードのストックやアルバム、メモリアル用品などを収納できます。
リメイクシートを貼ったり、LEDテープライトを取り付けたりすると、雰囲気が整いやすくなります。
突っ張り棒とカーテンで目隠しを作れば、来客時にさりげなく隠すことも可能です。
アイデア③:オープンシェルフで見せるインテリアに馴染む飾り棚
リビングのオープンシェルフの一角をメモリアルスペースにする方法です。
観葉植物や雑貨と一緒に写真を飾ることで、「仏壇らしさ」を抑えつつ自然に馴染ませられます。
遺骨を置く場合は、骨壷カバーを使ったり布で覆ったりすると、統一感が出やすくなります。
季節の花や小物を入れ替えることで、暮らしの中で自然に供養を続けられるのも魅力です。
アイデア④:木箱をリメイクした温かみのあるボックス型仏壇
木箱(ウッドボックス)をリメイクして、温かみのあるボックス型仏壇にする方法です。
内側に布を貼り、外側をペイントするだけでも雰囲気が整います。
蝶番と留め具を付けて扉付きにすれば、ほこりを防ぎ、落ち着いた祈りの空間にもなります。
コンパクトなので棚の上や出窓などにも置きやすく、木材の質感がやさしい印象を作ってくれます。
手作り仏壇にそろえたい基本のペット仏具リスト
手作りした仏壇には、供養のためのアイテムを少しずつそろえていきます。
ペット供養には厳格な決まりがないため、すべてを準備する必要はありません。
写真など姿がわかるものがあれば、あとは気持ちに合わせて自由に選んで問題ありません。
最近はペット用の可愛らしくコンパクトな仏具も多く販売されています。
ここでは、一般的に用意されることの多い基本アイテムを紹介します。
ペットの写真や名前がわかるもの
仏壇の中心には、いつでも思い出せるように写真や名前がわかるものを置きます。
フォトフレームに入れた写真が定番ですが、名前入りのプレート、似顔絵イラスト、生前のネームタグなどでも構いません。
デジタルフォトフレームを使えば、複数の写真をスライドショーで表示でき、気持ちが落ち着く方もいます。
遺骨や遺毛を納めるための骨壷・カプセル
遺骨や遺毛を手元に置く場合は、それらを納める容器が必要です。
受け取った骨壷をそのまま置くこともできますし、骨壷カバーで見た目を整える方法もあります。
遺骨の一部を分骨して、ミニ骨壷やメモリアルカプセルに移す方もいます。
ただし、遺骨を仏壇に置くかどうかは必須ではないため、ご自身の気持ちに合わせて決めましょう。
お水やごはんをお供えするためのかわいい小皿
お水やごはん、好きだったおやつなどをお供えするために小皿を用意します。
専用の供物皿がなくても、生前使っていたフードボウルや、100円ショップで見つけた豆皿などで十分です。
大切なのは「新鮮なものを供える」「手を合わせる」という気持ちです。
形式にとらわれず、ペットの雰囲気に合う器を選ぶと続けやすくなります。
お花を飾るための小さな一輪挿し
お花は祈りの場を明るくし、気持ちを整える助けにもなります。
小さな一輪挿しに季節の花を一本飾るだけでも、十分に心は伝わります。
生花の管理が難しい場合は、プリザーブドフラワーやアーティフィシャルフラワー(造花)を取り入れるのも良い方法です。
ハーバリウムなども、手入れが少なく見栄えしやすい選択肢です。
火を使わない安全なLEDろうそく・線香
ろうそくやお線香は火を使うため、留守中や就寝時は火災のリスクがあります。
小さな子どもや他のペットがいる家庭では、倒してしまう危険性も考えられます。
安全性を重視するなら、LEDタイプのろうそく・線香がおすすめです。
炎のようにゆらめくタイプや、リモコン操作できるものなどもあり、火を使わずに供養の雰囲気を作れます。
手作りしたペットの仏壇はどこに置く?おすすめの設置場所
仏壇の設置場所に厳格なルールはありません。
方角などにこだわるより、手を合わせやすく、気持ちが落ち着く場所を選ぶのが大切です。
ただし、遺骨や思い出の品を良い状態で保つために避けた方がよい環境もあります。
ここでは、おすすめの場所と避けるべき場所のポイントを解説します。
家族の顔が見えるリビングや共有スペース
リビングなどの共有スペースは、日常の中で自然に手を合わせやすい場所です。
家族みんなでペットを偲びやすく、思い出を語り合うきっかけにもなります。
インテリアに馴染むデザインにしておけば、来客時も過度に気になりにくく、無理なく置ける場合が多いです。
ペットが生前お気に入りだった場所
日向ぼっこしていた窓辺、いつもくつろいでいた場所など、ペットがよく過ごしていた位置に設置する方もいます。
その子の気配を感じやすく、手を合わせる時間が自然に日常へ溶け込みやすいのが特徴です。
ただし、通行の妨げにならないか、転倒や落下のリスクがないかは事前に確認しておきましょう。
仏壇の設置を避けるべき場所とは
直射日光が当たる場所は、写真や思い出の品の日焼け、遺骨の保管環境の悪化につながるため避けた方が安心です。
また、キッチンなどの水回りや加湿器の近くなど、湿気が多い場所もカビの原因になりやすく不向きです。
テレビやスピーカーの近くなど騒がしい場所も、落ち着いて手を合わせにくいことがあります。
床に直置きするより、棚やチェストの上など、安定した高さのある場所に置くと扱いやすくなります。
ペットの仏壇に関するよくある質問
手作りを考えると、材料のそろえ方や、仏具の選び方など細かな疑問が出てくることがあります。
ここでは、よくある質問と回答をまとめました。
不安を解消し、無理のない形で仏壇作りを進めてください。
手作り仏壇の材料はどこでそろえるのがおすすめですか?
100円ショップ、ホームセンターなどがおすすめです。
土台になる木箱や棚、リメイクシート、塗料、布製品などを安価にそろえやすいのが魅力です。
よりこだわった布や装飾を使いたい場合は、手芸店を覗いてみるのも良いでしょう。
人間の仏具をペットの仏壇に使っても問題ありませんか?
基本的に問題ありません。
ただし、ご家族やご親族の中に気にされる方がいる場合は、事前に相談しておくと安心です。
迷う場合は、ペット専用のコンパクトで可愛らしい仏具を選ぶと、気持ちの面でも扱いやすいことがあります。
完成した仏壇には毎日どのようなお世話をすれば良いですか?
厳格な決まりはありませんが、毎日新鮮なお水を供え、手を合わせて感謝の気持ちを伝えるのが一般的です。
ほこりが溜まらないように清潔に保ち、お花を飾る場合は枯れたら取り替えるなど、無理のない範囲で整えましょう。
何よりも大切なのは、ペットを想い、話しかける時間を持つことです。
まとめ
ペットの仏壇を手作りすることは、形式にとらわれず、亡くなったペットへの愛情や感謝を表現する方法の一つです。
100円ショップやホームセンターなどで手に入る材料を活用すれば、費用を抑えながら、インテリアに調和するオリジナルの供養スペースを作れます。
壁掛けタイプ、収納付き、オープンシェルフの一角など、アイデア次第で形はさまざまです。
最も重要なのは、既製品か手作りかではなく、ペットを想い、偲ぶ気持ちそのものです。
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