悔いのない別れのために必要なこと

2019.3.27 お悔やみ , ペットが亡くなったら , ペット供養
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愛するペットとの別れは悲しい出来事ですが、悔いのないように看取ることを考えなければなりません。そのため、犬・猫などの動物が終末期を迎えたら、臨終の立ち会いやお葬式について家族で相談しておくことが大切です。また、看取りが終わった後はお葬式の準備をしましょう。とはいえ、何をしたらよいのかわからないことも多いのではないでしょうか。

そこで今回は、ペットを看取る場所や遺体の清拭、お葬式から火葬、納骨までの流れについてご紹介します。家族が安心して葬儀・火葬・供養を行えるペット霊園(葬儀会社)を探すために、「メモリアルなびhttps://www.aeonpet-memorial.com/」を活用しましょう。イオンペットが厳選した信頼できるペット霊園なら、落ち着いたお別れの時間を過ごすことができます。

  • 目次

    どこで看取るか、ご家族で相談する

ペットが終末期を迎えたら、ご家族で看取り方について相談しましょう。

悲しいことは想像したくないかもしれませんが、看取りに直面したときどうすればよいのかわからなくなってしまうより、悔いのない別れのために考えておくことが必要です。

誰かに相談したいと思ったときは、お知り合いなど犬や猫を看取ったことのある飼い主の方に聞いてみることもおすすめです。

また高齢のペットは容態が急変することもあるため、動物病院に危篤の状態などを確認しておきましょう。

高齢になったり、持病を抱えたりするなどで余命宣告をされるケースもありますが、若いペットの場合でも不慮の事故や急病でお別れが突然訪れることがあります。たとえ看取りの準備が十分にできない場合であっても、お葬式を丁寧に行うことが供養になり、飼い主の気持ちを落ち着かせる助けになります。

多くの犬や猫は自宅か動物病院で終末期を過ごすことになりますが、近年は犬猫の高齢化に対応した老犬ホーム(介護ケア施設)に預けるケースも増えています。動物のQOL(生活の質)を考えておだやかに過ごせる場所を選び、臨終に立ち会うかどうかも家族で相談しておきましょう。ここでは、主な看取りの場所についてご紹介します。

  • 自宅

ペットが住み慣れた自宅であれば、日常の延長で穏やかに過ごすことができます。環境の変化が苦手な犬猫は自宅のほうがストレスを減らせます。獣医師や動物看護師のような治療ができなくても、QOLを考慮して自宅でのケアに切り替えるのも犬猫のためになります。

仕事などで外出するときは、ペットをよく知っている友人や介護知識のあるペットシッターに留守中の世話を頼むと安心です。動物がひとりになったときに亡くなる可能性もあるため、体調やケアに心配があるときは動物病院や老犬ホームを頼りましょう。

  • 動物病院

動物病院に入院すると獣医師や動物看護師による医療的なサポートが得られます。症状が進行すると苦痛が強くなる病気もあるため、緩和ケアの目的で入院することも必要になるかもしれません。

スタッフが常駐する動物病院であれば、容態が急変したときでも対処してもらえます。自宅から距離がある場合は臨終に立ち会えない可能性も。悲しくて最後に立ち会いたくない場合は、動物病院に任せるのも選択肢の一つになるでしょう。

  • 老犬ホーム

さまざまな老犬ホームがありますが、できれば終末期のペットのケアまで可能な動物関連の有資格者がいる施設を選びましょう。看取りが近い場合は、終生の預かりを受け付けているところが安心です。動物の介護が長期に及んでいる場合、家族が休憩するために一時的に利用するのも良い方法です。

要介護の動物を預かる施設が多いため、スタッフが24時間常駐しているケースが大半。容態が急変したときに動物病院を受診したり獣医師が診察したりしてくれます。自宅から遠い場合は家族が臨終に間に合わないかもしれませんが、スタッフが看取ってくれる可能性があります。

  • 看取った後は遺体を清拭して安置する

大切な犬猫を看取った後は、ゆっくり悲しむ時間が必要です。落ち着いてから、ペットが気に入っていた場所に遺体を安置しましょう。生前にシャンプーやトリミングが十分にできなかった場合は、このときにできる範囲で清拭をしてあげたいものです。

動物病院や老犬ホームで亡くなったときは、スタッフが清拭を済ませてくれることもあります。もし家族の手で清拭をしたい場合は、事前に伝えておきましょう。清拭で大切なことは完璧にきれいにすることではなく、心を込めて清めることです。

お葬式まで生前の姿でいられるように、清拭の手順や安置の方法について知っておきましょう。

  • 清拭について

動物が亡くなると2時間前後で死後硬直が始まります。もし目や口が開いていたら閉じてあげましょう。まぶたを下げてティッシュや小さいタオルなどをのせると自然に閉じた状態になります。口を閉じて伸縮性のある包帯や柔らかいハンカチで固定すれば、跡が付かず開くこともありません。

棺に入れる場合に備えて、寝ているときのように背中や手足を少し曲げた姿勢にしておきます。もし硬直してしまったとしても、しばらくすれば解けるので、そのときに姿勢を整えてあげれば問題ありません。葬儀社によっては棺に入れずに火葬まで行えることもあります。

硬直が解けた後は、鼻や肛門から体液が流れる場合があります。あらかじめティッシュを詰めておくか、ティッシュでそのつど拭き取りましょう。トイレシートや防水のペットシートを敷いておくのも一案です。

  • 安置について

清拭が済んだら犬猫のお気に入りのベッドに安置してあげましょう。日に当たらない場所のほうが遺体はきれいな状態が保てます。

エアコンで部屋の温度を下げ、遺体の周りにドライアイスを置いたり専用の棺に入れたりすれば、お葬式まで生前と変わらない姿で安置できます。目安は夏が3日〜5日、冬が5日〜8日が目安です。落ち着いて別れの時間を過ごしたり、お葬式について再度考えたりする時間にしましょう。

家族全員がそろったときに見送りたい場合は、霊園室(低温で安置可能な部屋)を備えたペット霊園に預かってもらうこともできます。

  • ペット葬儀の大まかな流れ

大まかな流れ

人と同じように犬猫もお葬式を行うことができます。

とはいえ家族の菩提寺が動物を受け入れているとは限りません。

ペット葬儀を受け付けている葬儀社や霊園に問い合わせたほうが安心です。

事前に大まかなお葬式の流れを確認しておきましょう。

  • 葬儀場へ行く

葬儀社の用意した車に乗り、ペットを連れて家族で葬儀場へ移動します。送迎プランを設けている葬儀社を選べば大型犬でも乗れるので安心です。念のため事前に動物の大きさを伝えておきましょう。

葬儀社に相談して、葬儀場へ行く前にペットとの思い出の場所に寄れる場合もあります。車の座席に余裕があれば、親しい友人やペットも乗れるかもしれません。後悔しないためにも、ペット葬儀でわからないことがあれば、遠慮せずに確認しておきましょう。

  • 葬儀を行う

葬儀場では住職が読経をしてくれる場合もありますが、それほど多くはないかもしれません。また葬儀社によっては、事前に家族の宗派を伝えてそれに則った葬儀を依頼することもできます。とくに希望がなければ、お焼香のみ自分の宗派に合わせて行えば問題ありません。キリスト教や無宗教などにも対応している葬儀社もあります。

  • 火葬する

施設の火葬場で行います。立ち合いの有無、個別火葬や合同火葬などを選ぶことができます。骨壷に入れたい場合は個別火葬を選びましょう。合同火葬は合祀となり、多くのペットの遺骨と一緒に祀られます。遺骨を残すことはできません。

  • 希望に合わせて葬儀場を選ぶ

お葬式の流れを確認した後は、葬儀場から火葬までより詳しく知っておきましょう。現在はペットも人と同じようにお葬式を行うことが一般的になり、さまざまな葬儀社やペット霊園が増えました。自宅の庭など敷地内に土葬する方法もありますが、衛生面を考えて火葬を選ぶほうがいいでしょう。自治体に火葬を依頼することも可能ですが、供養の気持ちを込めたい場合は葬儀社に依頼します。

火葬した後の遺骨は人と同じように骨壷に入れて引き取ることもできますが、ペット霊園によってさまざまです。葬儀場によってはそのまま霊園へ納骨も可能です。ここでは火葬の方法や施設の特徴についてご紹介します。

  • 火葬場付き葬儀場

火葬場付きの葬儀場であれば、お葬式から個別火葬まで対応してもらえます。家族の希望や宗教に配慮したお葬式ができ、大切なペットと落ち着いて別れの時間を過ごすことができます。中型犬や大型犬は骨壷が重くて大きいので、気をつけて連れ帰ってあげましょう。

  • 訪問火葬

ペット向けの移動火葬車に自宅まで来てもらうこともできます。自宅前に停車したり地域を移動したりしながら火葬することになります。葬儀場や火葬場が遠かったり車での移動が難しかったりする場合は、選択肢の一つになるかもしれません。

ペットに合わせた葬儀ができる霊園を探す-(イオンペット メモリアルなび)
https://www.aeonpet-memorial.com/reien-search/

  • お葬式に必要なものを準備する

家族のお葬式と同じように、ペット葬儀に必要なものをそろえましょう。

飼い主のお気に入りの写真を用意すると祭壇に置くことができ、大切なメモリアルアイテムにもなります。

写真の周りを花で華やかに飾るのもいいでしょう。

飼い主に加えて友人たちが出席する場合でも、お葬式がいっそう丁寧なお別れの儀式になります。

愛するペットの大好物や思い出の品を周囲に置くのも一案です。

最期の姿を写真に収めるなど、火葬前に思い残すことがないように思い出を作っておきましょう。

生前の姿で会える最後の機会なので、不謹慎ではないかと心配することはありません。

  • 首輪、ハーネス、リード

金属類が使われている首輪、ハーネス、リードは一緒に火葬できない施設が大半ですが、お葬式のときなら問題ありません。持ち帰ってメモリアルアイテムにしましょう。

  • カメラ

生前と同じ姿を残せる最後の機会なので、写真に収めて思い出の記念にしておくこともできます。遠方の家族や友人に見せるために祭壇の様子を撮っておいてもいいでしょう。

  • 墨と色紙

肉球に墨を塗って色紙に押したものも思い出になります。犬猫の温もりを感じられるアイテムになるかもしれません。

  • 服装、葬儀用品

多くの方は、愛するペットと触れ合っていたときと同じ普段着ご葬儀を行いますが、弔いの気持ちを表すために、喪服を着たり数珠を持っていったりしてもよいでしょう。

  • 葬儀費用

ペット葬儀が終わった後に葬儀費用を支払いましょう。葬儀の種類やプランによって金額が異なるため、クレジットカードへの対応も含めて事前に確認しておいたほうが安心です。

  • 棺に入れられるものを準備する

生前と変わらない姿のペットと別れる前に、思い出の品を一緒に火葬しましょう。

火葬は焼骨が目的なので一緒に火葬できるものは限られます。

火葬場の設備によって変わるため、棺に入れたいものを事前に確認すると安心です。

火葬前にペットの周りを楽しい思い出の品で囲いましょう。

  • 食べ物

ペットが好きなおやつや食べ物を並べましょう。とっておきとして、生前はほしがってもあげられなかった焼き鳥など、人の食べ物も入れられます。いずれも火葬の妨げにならないように缶やビニール袋から出して置きます。入れられるものは、火葬場のスタッフに確認しましょう。

色の濃い花は骨に色が移る可能性があるので、避けたほうが無難です。もし用意したり贈られたりした中に色の濃い花があった場合は、火葬場のスタッフに確認するのも一案です。遺体から少し離して置けば入れられるケースもあります。入れないほうがよい場合は持ち帰りましょう。

  • おもちゃ

火葬の妨げになるラテックス製やプラスチック製などは入れられないケースが大半です。火葬場に素材を確認しておきましょう。

  • 首輪や洋服

ペットが愛用していた首輪や洋服を入れる場合は、金属製やプラスチック製の装飾は外しておきます。一緒に火葬できる大きさに限りがあるので事前に確認しましょう。

  • ペット葬儀の形は家族の自由

「メモリアルなび」で紹介しているペット霊園は決まった宗教がありません。ペット葬儀は家族が自由に決められるのが特徴です。家族と同じ宗教で見送ることも、ペットならではお葬式を行うこともできます。たとえば顔見知りの飼い主やペットを呼んでもよいでしょう。

火葬場と霊園付き葬儀場であれば、お葬式から納骨まで行えます。たとえば自宅から見送りたい、ペットが好きだった公園にお別れしたい、などのご家族の希望も踏まえて考えましょう。

火葬の後にすぐに納骨できる霊園もあります。十分に別れを済ませて気持ちが落ち着いていれば納骨をしましょう。多くの方は家族だけで弔う時間を持つために、ご遺骨を自宅に連れて帰られます。

葬儀が終わった後の供養

骨壷を引き取った後は、供養について考えましょう。

火葬した日に霊園に納骨することもできますが、家族が希望すれば自宅に連れて帰ることも可能です。

自分が亡くなった後、ペットと一緒にお墓に入ることを希望する方もいます。

近年はペットともに埋葬できるお墓が増えていますが、先祖代々のお墓に入ることは難しいかもしれません。

菩提寺によっては動物を受け入れていないことも考えられます。

納骨や供養については家族で時間をかけて相談し、納得のいく方法で行うことが大切です。

犬が亡くなった場合は、30日以内に自治体に届け出を行うことも必要です。方法は自治体によって異なり、電話で済むこともあれば、鑑札と狂犬病予防注射済票の返却を求められることもあります。気持ちが落ち着いてから一区切りとして行いましょう。

供養の形は飼い主やペットによって変わります。いろいろな方法があることを知っておき、自分とペットにとって良いものを選ぶことが大切です。

  • 永代供養を依頼する

霊園に納骨する供養もあります。施設によっては永代供養を行っているので、飼い主がお墓参りに足を運べなくても、末長く供養を続けてくれます。

  • 形見を作る

ペットの愛用品も形見になりますが、遺骨や毛も思い出の品にできます。たとえば遺骨の一部をペンダントロケットにしたり、毛でぬいぐるみを作ったりすることもできます。さまざまな方法があるのでゆっくり考えてみましょう。

  • ペットの仏壇を作る

ペットの写真や愛用品を飾って小さな仏壇を作ってもいいでしょう。持ち帰った骨壷を納骨まで置いておくケースもあります。

  • 一周忌を行う

ペットと別れがたい気持ちで骨壷を持ち帰ってから、一周忌などの期間を区切りとして納骨を行うのも供養の形です。

  • まとめ

今回は、ペットの看取りやお葬式、火葬、納骨までの流れなどについてご紹介しました。ペットが亡くなることは悲しい出来事ですが、お葬式を行ったり準備したりすることがたくさんあります。慌ただしいかもしれませんが、お別れの儀式を行うことで家族の気持ちが落ち着き、ペットが大切な思い出となっていくでしょう。

「メモリアルなびhttps://www.aeonpet-memorial.com/」を利用してペット葬儀を行なった方は、99%以上が「とても満足」又は「満足」と回答しています。幸せな看取りができた人は、ペットロスになりにくいともいわれています。ペットを見送った後の悲しみまで癒すペット霊園の役割は重要といえます。

いざという時に慌てたり後悔したりしないように、大切なペットのお葬式について考えておきましょう。ペット葬儀に最も大切なのは、動物を愛する飼い主の心です。

  • 参考URL

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※その他、私がライターとして制作に携わった「ネコの看取りガイド」「イヌの看取りガイド」と、愛犬を看取った体験を参考にしました。

タグ : イオンペット お別れ お悔やみ ペットが死んだら ペット供養 ペット葬儀 ペット葬儀の疑問 火葬 猫の供養
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