ペットの火葬後、お骨を自宅で供養する方は3割超!そして最終的には…。
2021.11.11 ペット供養目次
ペットの火葬を経験した方111人に聞いたペット火葬の実態調査
ペットの火葬・葬儀ができる霊園検索サイト “イオンのペット葬”(運営会社:イオンライフ株式会社)では、ペットの火葬を経験した方111人にアンケート調査を実施しました。
今現在、ほとんどのペットは「家族の一員」として育てられ、亡くなった後もペットの葬儀や火葬を行うことはあたり前になっています。ただ、人間とは違い、宗教上の決まりごとなどがない分、飼い主によって供養の方法は様々です。
今回、“イオンのペット葬”では、ペット火葬のあと、飼い主がどのように供養しているか調査しました。
まずは、今回アンケートにお答えいただいた方の火葬したペットについてご紹介します。
アンケート回答者: ペットの火葬を経験した方111人(全国)
アンケート回答期間: 2021/9/10~2021/9/11
※すべての回答の平均ではなく回答が有効なものの平均となります。
■火葬の種類は?
設問:あなたもしくは同居の方が行った火葬は以下のどれでしょうか?複数火葬の経験がある場合には直近のケースをお答えください。
「個別火葬(立ち合い)」が一番多く50.5%、次いで「個別火葬(一任)」が26.1%、「合同火葬」が19.8%という結果になりました。
ペットの火葬には、「個別火葬(立ち合い)」「個別火葬(一任)」「合同火葬」の3つの種類があります。
「個別火葬(立ち合い)」は、家族の立会いのもとで個別に火葬・供養するもので、人の葬儀に近い形で火葬および供養を行うものです。
「個別火葬(一任)」は、「個別火葬(立ち合い)」と同様に個別に火葬を行いますが、火葬の立ち合いやお骨上げはスタッフが代行します。
「合同火葬」は、他のペットと一緒に火葬するもので、お骨を手元に残すことができません。
供養の方法に優劣はありませんが、「個別火葬(立ち合い)」が半数を占めている結果を見ると、人と同様の供養をしてあげたいと考える方が多いことが伺えます。
次は、どこに火葬を依頼したか聞いてみました。
■火葬をどこに依頼したか?
設問:あなたもしくは同居の方が行った火葬はどこに依頼しましたか?複数火葬の経験がある場合には直近のケースをお答えください。
「ペット霊園」が62.2%、次いで「行政」が18.9%、「移動火葬業者」が14.4%という結果になりました。
ペット霊園や行政での火葬は一般的に知られていますが、移動火葬業者に依頼する方も少なくないようです。移動火葬業者での火葬は、“訪問火葬”や“出張火葬”とも呼ばれ、火葬設備を備えた特別車両が、自宅まで来てそこで火葬します。火葬施設が近くになかったり、移動が大変な大型犬などが亡くなった場合などに利用されることが多く、認知度も高くなってきています。
次は、火葬後にお骨をどうしたか聞いてみました。
■火葬後にお骨はどうしたか?
設問:あなたもしくは同居の方が行った火葬の後、お骨はどうしましたか?複数火葬の経験がある場合には直近のケースをお答えください。
「ペット霊園で「合同埋葬」をお願いした」が36.0%、次いで「自宅供養をしている」が32.4%で、この2つで7割近くとなっています。そのほかには「ペット霊園で「個別墓地への埋葬」をお願いした」が10.8%、「ペット霊園で「納骨堂」に預けた」が9.0%、ごく僅かではありますが、「自然散骨」をした」「個人のお墓に一緒に埋葬した」がそれぞれ1.8%という結果になりました。
ペット霊園への埋葬が一般的となっているなかで、「自宅供養」している方が3割いるのは興味深い結果といえるのではないでしょうか。
次は、その「自宅供養」を行っている方が最終的にどうしようと考えているのか聞いてみました。
■自宅供養のあと最終的にはどうするのか?(「自宅供養」を行っている方への質問)
設問:前問で『「自宅供養」をしている』とお答えになった方にお聞きします。最終的にご自宅のお骨はどうされるご予定でしょうか?
「いつまでも自宅で供養したい」が最も多く33.3%、次いで「わからない/決めていない」が25.0%、「いすれはご自分もしくは故人のお墓に埋葬したい」が19.4%、「いずれはペット霊園で供養したい」が11.1%、「いずれは自然散骨したい」が11.1%という結果になりました。
特筆したいのは、「いすれはご自分もしくは故人のお墓に埋葬したい」という方が2割程度いることです。
法律上では人間と同じお墓にペットを納骨することは違法ではありませんが、現時点では、宗教の関係上、ペットと一緒に入ることができるお墓は非常に少ないといえます。しかし、ここ数年で宗教不問の霊園などでは、ペットと一緒の埋葬ができるお墓も増えてきてい現状もあります。
今後、こうしたペットを埋葬できるお墓は増えていくと考えられ、将来的にはペットと一緒に埋葬することが珍しくなくなる日もそう遠くはないかもしれません。
最後に、ペットを亡くした方々がペットの命日に毎年行っていることを聞いてみました。
■ペットの命日に毎年行っていること
設問:ペットの命日に毎年していることがあれば教えてください。
以下はコメントをランダムに記載しています。
- 霊園にお参りしています
- 手を合わせています
- 具体的な事はしていないが、生前の亡くなる前日の様子を振り返っています
- 好きだった食べ物を供えます
- 亡くなった猫の写真を見て有難うと声をかけて祈っています
- 線香、供花
- ペット霊園にお参りしています
- お花や好きだったペットフードを用意して手を合わせています
- 納骨している霊園にお参りしています
- お線香をあげています
- ペット霊園で住職さんにお願いして法要しています
- 納骨堂にお参りしています
- 家に飾ってある写真にご飯と線香をあげてます
- 水とお菓子をそなえています
- 仏壇にお供えして冥福をお祈りしています
- 好物の食べ物を供えています
- 線香をあげてお祈りしたり、キャットフードをお供えしたりしています
- 好きだった食べ物をお供えしています
- 大好きだった果物やお菓子を供えています
- 妻が飾ってある写真に花を飾っています
- 事故の現場にお花を供えに行きます
- 家族で思い出を語り合ったりしています
- 霊園に墓参し花を手向けています
- 花や好きだったおやつを供えています
コメントでは、霊園にお参りに行く方、自宅に飾ってある写真にお供え物をして手を合わせる方などが多い結果となりました。そのほかには、ペットの生前の姿を思い出しながら命日を過ごしたり、ペットの好物だった食べ物をお供えしたりする方もいました。
■まとめ
今回は、ペットの火葬を経験した方に聞いたペット火葬について聞いてみました。
ペットの火葬は、ペット霊園で「個別火葬(立ち合い)」する方が半数近くいる一方で、ペット霊園ではなく、移動火葬業者に依頼する方も一定数いることがわかりました。
また、火葬後には、ペット霊園での「合同埋葬」をする方が3割以上という結果になりましたが、それと同じぐらい自宅供養をしている方がいることも明らかになりました。家族同様に暮らしたペットとは、亡くなった後もずっと近くで供養してあげたいと考える方が多いのではないかと想像できます。
あなたならペットのお骨をどのように供養されますか?
運営会社:イオンライフ株式会社
最新記事 by イオンのペット葬 (全て見る)
- トイプードルの寿命はどのくらい?平均や死因について解説 - 2024年5月29日
- 老犬の痙攣の原因と対処法は?余命宣告で飼い主にできることも解説 - 2024年5月29日
- 老犬の息が荒いときの異常の見分け方は?原因となる病気や平均寿命も解説 - 2024年5月29日