ペットヒーターの電気代|つけっぱなしはいくら?犬の安全性も解説

2026.1.9 ペットコラム
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寒い季節、大切なペットが快適に過ごせるようペットヒーターの導入を検討する飼い主は多いでしょう。
しかし、気になるのがつけっぱなしにした場合のペットヒーターの電気代です。

この記事では、犬をはじめとするペットのためにヒーターをつけっぱなしにした際の電気代の目安、エアコンなど他の暖房器具との比較、そして安全性について解説します。
ペットに合ったヒーターの選び方や、電気代を節約する工夫もあわせて紹介します。

目次

ペットヒーターを24時間つけっぱなしにした場合の電気代は月額450円~1,350円程度が目安

ペットヒーターを24時間つけっぱなしにした場合、1ヶ月の電気代はおおむね450円~1,350円程度が目安です。
ただし、実際の金額は製品の消費電力(W)と、契約している電気料金単価(円/kWh)によって変動します。

部屋全体を暖めるエアコンなどと比較すると、ペットのいる場所だけを効率的に暖められるため、消費電力が小さく済む傾向があります。
購入前に簡単な計算で目安を把握しておくと安心です。

消費電力(W)でわかる!ペットヒーターの電気代計算方法

ペットヒーターの電気代は、「消費電力(kW)×使用時間(h)×電力量料金単価(円/kWh)」という計算式で求められます。
製品に表示されている消費電力の単位はワット(W)なので、まず1000で割ってキロワット(kW)に変換する必要があります。

例えば、消費電力が50Wのヒーターを10時間使用し、電力量料金単価が31円/kWhの場合、「0.05kW×10h×31円/kWh」で1日の電気代は15.5円となります。
ワット数は製品の取扱説明書や本体表示で確認できるため、購入を検討しているヒーターのおおよその電気代を事前に把握できます。

【消費電力別】1ヶ月間つけっぱなしにした電気代をシミュレーション

ペットヒーターを1ヶ月(30日間)つけっぱなしにした場合の電気代を、消費電力別にシミュレーションします(電力量料金単価31円/kWhで計算)。
消費電力が20Wの製品であれば、1ヶ月の電気代は約446円です。
消費電力が40Wの製品では約893円、60Wの製品になると約1,339円となります。

このように、製品のワット数によって電気代は変動します。
一般的に犬・猫用のマットタイプでは20W~60W程度、小動物用や部分的に暖めるタイプはさらに消費電力が低い傾向にあります。

ペットヒーターは他の暖房器具より電気代が安い?料金を徹底比較

ペットの防寒対策として暖房器具を使用する際、ペットヒーターが他の選択肢と比べて経済的かは重要なポイントです。
部屋全体を暖めるエアコンや、人間用のホットカーペットなど家庭で一般的に使われる暖房器具と比較することで、ペットヒーターのコスト感が明確になります。

ペットがいる空間だけをピンポイントで暖めるペットヒーターは、消費電力を抑えられるため、電気代の面でメリットが出やすいです。

エアコン(暖房)と比較した場合の電気代

エアコンの暖房は部屋全体を暖めるため、稼働状況によって消費電力が大きく変動します。
仮に平均600Wで1日24時間使用した場合、1ヶ月の電気代は約13,392円となり、ペットヒーターと比較して高額になりやすいです(31円/kWhで計算)。

一方、ペットヒーターは20W~60W程度の消費電力で済むため、電気代を大幅に抑えられるケースが多いです。
人も同じ部屋で過ごす時間帯はエアコンが合理的な場合がありますが、ペットの留守番中など「ペットのためだけに暖房を使う」場面では、ペットヒーターの方がコスト面で有利になりやすいといえます。

人間用のホットカーペットやこたつと比較した場合の電気代

人間用のホットカーペットやこたつも、ペットヒーターより消費電力が大きい暖房器具です。
ホットカーペットはサイズによりますが200W~700W、こたつは500W~600W程度が一般的で、ペットヒーターより電気代は高くなりやすいです。

さらに重要なのは安全性です。
これらはペット用に設計されていないため、コードを噛んでの感電、温度が高すぎることによる低温やけど、内部への尿・水分侵入などのリスクが上がります。
電気代だけでなく事故リスクまで含めて考えると、基本はペット専用品を選ぶ方が合理的です。

電気代だけで選ぶのは危険!ペットが安全に使えるヒーターの選び方3選

ペットヒーターを選ぶ際、電気代の安さだけに注目するのは危険です。
留守番中など飼い主の目が届かない状況でも使われやすいため、低温やけどや感電などの事故を未然に防ぐ設計かどうかが重要になります。

ここでは、最低限チェックしておきたい安全性のポイントを解説します。

低温やけどのリスクを減らす自動温度調節機能

ペットがヒーターの同じ箇所に長時間触れ続けると、人間と同様に低温やけどを負う危険性があります。
このリスクを下げるためには、表面温度が上がりすぎないよう自動で制御する「自動温度調節機能」や、一定以上の温度で出力を抑える設計の製品を選ぶことが重要です。

また、暖かい場所とそうでない場所(逃げ場)が作れるよう、マットを床面積の一部に設置できるタイプを選ぶと、ペット自身が体温調節しやすくなります。
特にシニアや体調不良で動きが鈍い個体は、より慎重な配慮が必要です。

噛みつきや断線による事故を防ぐコードの保護

ペットが電源コードを噛むと、断線・感電・火災など重大事故につながる恐れがあります。
特に、かじり癖のある犬、歯が伸び続けるうさぎやハムスターなどの小動物では要注意です。

選ぶ際は、コードが保護チューブで覆われているか、プラグの根元まで保護されているかを確認してください。
加えて、設置時にコードをケージ内へ入れない、噛めない位置に配線する、といった運用面の対策も必須です。

お手入れが楽で衛生的な防水・防汚加工の有無

ペットヒーターは粗相や水こぼれで汚れやすいアイテムです。
表面に防水・防汚加工が施されていると、拭き取りが容易で衛生的に保てます。

また、内部への水分侵入を防げると、漏電や故障リスクの低減にもつながります。
ただし、防水仕様でも浸水・丸洗い不可の製品は多いため、取扱説明書の条件に従ってください。

【ペットの種類別】おすすめのヒータータイプと電気代の目安

ペットヒーターは、ペットの種類や体の大きさ、生活環境によって最適なタイプが異なります。
犬・猫のように自由に動けるペットと、ケージ内で生活する小動物や鳥では、事故リスクの構造が違います。

長時間使用する前提で、快適性だけでなく「破損・感電・やけど」の事故確率が低い選択を優先してください。

犬・猫にはマットタイプやパネルタイプがおすすめ

犬や猫には、床に敷いて暖まれるマットタイプが一般的です。
自分の好きなタイミングで乗ったり下りたりできるため、体温調節しやすい利点があります。

サークルやケージの壁面に取り付けるパネルタイプも選択肢です。
消費電力は20W~60W程度が多く、24時間つけっぱなしで1ヶ月の電気代は約450円~1,350円が目安です(31円/kWhで計算)。

うさぎ・ハムスターなどの小動物にはケージの外付けタイプが安心

うさぎやハムスターなどは、かじる習性が強いため、ケージ内にヒーターやコードを入れると破損・感電のリスクが上がります。
そのため、ケージの外側からじんわり暖める外付けタイプが安全性の面で有利です。

消費電力は10W~30W程度のものが多く、1ヶ月つけっぱなしでも電気代は約223円~670円程度が目安です(31円/kWhで計算)。

インコなど鳥類には保温電球タイプが適している

インコなど鳥類には、ケージ全体の空気を穏やかに暖める保温電球(保温ランプ)が適しています。
ケージの外側に取り付け、鳥が直接触れない配置にすることでやけどを防ぎます。
光が睡眠の妨げになる場合は、光を出さないタイプのヒーターを選ぶと夜間運用に向きます。

消費電力は20W、40W、100Wなどがあり、40Wで1ヶ月つけっぱなしなら約893円が目安です(31円/kWhで計算)。
温度管理の精度と事故防止の観点から、サーモスタットとの併用が有効です(対応可否は製品仕様で要確認)。

ペットヒーターの電気代をさらに節約するための3つの工夫

ペットヒーターは比較的低コストですが、運用を最適化すると無駄な電力消費をさらに抑えられます。
ここで紹介する方法は、節電だけでなく温度の安定化(急変の回避)にも寄与します。

サーモスタットを併用して温度を適切に管理する

サーモスタットは、設定温度を感知して自動で電源のオンオフを制御する機器です。
温度調節が弱いタイプ(保温電球など)と組み合わせると、過加熱を防ぎつつ稼働時間を最適化できるため、電気代の節約につながります。

ただし、すべてのヒーターがサーモスタット併用に適しているとは限らないため、対応可否は必ず製品仕様で確認してください。

ケージやハウスをカバーで覆い保温効率を上げる

ケージやペットハウスを毛布や段ボール、市販カバーなどで「一部」覆うと、暖めた空気が逃げにくくなり保温効率が上がります。
結果として、ヒーターの出力・稼働を抑えられ、電気代の節約につながります。

ただし、覆いすぎると通気が悪化し、酸欠や湿度上昇、臭気(アンモニア)の滞留など別のリスクが増えます。
必ず通気口(開口部)を確保してください。

省エネ設計のモデルに買い替える

長年使用しているヒーターは、劣化や安全機能の不足が問題になりやすいです。
省エネ性能や安全機能が強化されたモデルへ更新すると、電気代だけでなく事故確率の低減にも寄与します。

初期費用はかかりますが、長時間運用が前提なら、総コスト(電気代+故障・事故リスク)で判断するのが合理的です。

ペットヒーターに関するよくある質問

ペットヒーターを安全かつ効果的に使用するためには、いくつかの注意点があります。
ここでは、飼い主からよく寄せられる質問をQ&A形式で解説します。

Q. 留守番中にペットヒーターをつけっぱなしにしても本当に安全ですか?

「ペット専用で安全設計の製品」を正しく設置・運用できている場合は、留守番中に使われるケースも一般的です。
ただし、絶対安全とは言い切れないため、事故確率を下げる前提で考える必要があります。

具体的には、PSEマークの有無、温度が上がりすぎない設計(自動温度調節など)、コード保護、設置面積(逃げ場の確保)を確認してください。
また、可燃物を近づけない、ホコリを溜めない、破損や劣化がないか定期点検する、といった運用上の管理も重要です。

Q. ペットヒーターが熱くなりすぎていないか確認する方法はありますか?

飼い主が数秒触れて「熱い」ではなく「じんわり温かい」程度かを確認します。
加えて、ペットの行動観察も重要です。

ヒーターの上から全く動かない場合は、室温が低すぎる/逃げ場がない可能性があります。
逆に、ヒーターを避け続ける場合は熱すぎる可能性があります。
温度計を併用し、室温やケージ内温度を数値で管理すると判断精度が上がります。

Q. ペットヒーターの掃除方法やお手入れの頻度を教えてください。

まず電源プラグを抜き、本体が冷めてから手入れを始めます。
普段は固く絞った布で汚れを拭き取るだけで十分です。

汚れがひどい場合は、薄めた中性洗剤を布に含ませて拭き、その後水拭きと乾拭きで仕上げます。
防水仕様でも丸洗い不可の製品は多いため、必ず取扱説明書に従ってください。
頻度は使用環境によりますが、目安として月1~2回程度の清掃と、日常的な汚れチェックを推奨します。

まとめ

ペットヒーターの電気代は、24時間つけっぱなしでも月額約450円~1,350円程度が目安で、他の暖房器具に比べて経済的です。
ただし、製品を選ぶ際は電気代の安さだけでなく、ペットの安全を最優先に考える必要があります。
低温やけどを防ぐ設計(自動温度調節など)や、感電事故を防止するコード保護がある製品を選び、逃げ場を確保した設置を徹底しましょう。

また、犬・猫にはマット/パネルタイプ、小動物には外付けタイプ、鳥類には保温電球タイプなど、種類に合った方式を選ぶことが快適性と安全性につながります。
サーモスタットの併用や、ケージの一部カバーで保温効率を上げる工夫も有効です。

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