猫の利き手はどっち?オス・メスで見分ける方法と性格の違い

2026.2.26 ねこ , ペットコラム
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猫にも人間と同じように利き手があることをご存知でしょうか。
利き手は性別によって傾向が異なるといわれており、性格との関連性も指摘されています。
この記事では、そもそも猫に利き手があるのかという疑問から、自宅で簡単にできる利き手の見分け方、性別や性格との関係について解説します。

愛猫の新たな一面を発見し、より深いコミュニケーションをとるための参考にしてください。

目次

猫にも人間のような利き手が存在するの?

人間の場合、約9割が右利きとされていますが、ネコにも利き手(利き足)が存在します。
ただし、人間のように大多数が右利きというわけではなく、右利きと左利きの割合はほぼ同数です。
また、どちらの手も同じように使う「両利き」の猫も一定数存在します。

利き手は、普段の何気ない行動の中に隠れているため、注意深く観察することで愛猫がどちらの手を優位に使っているかが見えてくるでしょう。

ほとんどの猫に利き手がある!その割合とは

ある研究によると、利き手を持つ猫は全体の約75%にのぼり、残りの約25%は両利きであると報告されています。
つまり、およそ4匹に3匹の猫には、得意な手があるということです。
利き手を持つ猫の中で、右利きと左利きの割合はほぼ半々でした。

これは、人間のように右利きが圧倒的に多い社会とは異なる、猫ならではの興味深い特徴といえます。
愛猫の行動を観察すれば、右利き、左利き、あるいは両利きのどのタイプに当てはまるかを知ることができます。

猫の利き手はいつ頃までに決まるのか

猫の利き手がいつ定まるのか、明確な時期はまだ解明されていません。
しかし、多くの猫は生後数ヶ月頃から特定の足をよく使う傾向を見せ始め、およそ1歳になるまでには利き手が定着すると考えられています。
子猫の頃は両方の手を使いながら様々な動きを学習しますが、成長とともに行動がパターン化し、より効率的に動ける方の手が利き手として決まっていくようです。

利き手が定まった後でも、ケガなど特別な理由があれば逆の手を使うようになることもあります。

【自宅で簡単チェック】愛猫の利き手を調べる3つの方法

愛猫の利き手は、特別な道具を使わなくても自宅で簡単に調べられます。
これから紹介する方法を試す際は、一度だけでなく複数回にわたって観察し、どちらの手をより多く使うかという傾向を見ることが大切です。
猫の気分や状況によって使う手が変わることもあるため、根気強くチェックしてみてください。

あくまで猫にストレスをかけない範囲で、遊びの延長として楽しみながら観察しましょう。

おやつが入った容器で試す判別方法

猫の利き手を調べる簡単で効果的な方法の一つが、おやつの入った容器を使うテストです。
まず、猫の前足がギリギリ入るくらいの、背が高くて口の狭い容器を用意します。
ガラス瓶など、倒れにくく中が見えるものが最適です。

その容器の底に、猫の好物であるおやつを少量入れます。
猫がおやつを取り出そうと容器に前足を入れたとき、最初にどちらの手を使ったかを観察してください。
この動作を10回ほど繰り返し、より多く使った方が利き手である可能性が高いと判断できます。

おもちゃで遊ぶ時に最初に出す手を観察する

猫が夢中になるおもちゃ遊びの時間も、利き手を知る絶好の機会です。
猫じゃらしやボールなど、愛猫のお気に入りのおもちゃを用意しましょう。
おもちゃを猫の顔の正面で揺らしたり転がしたりして、猫が獲物と認識して捕まえようとした瞬間に注目してください。

その時に、一番最初に伸ばした方の手が利き手であると考えられます。
この方法は、猫の狩猟本能に基づいた自然な動きを引き出せるため、信頼性の高い判別方法の一つです。
遊びながら何度も試すことで、より正確な傾向が掴めます。

階段や段差を上る時の一歩目に注目する

日常生活の中での自然な動作を観察することでも、利き手の判別が可能です。
特に注目したいのが、階段やキャットタワー、ソファなどの段差を上る時の一歩目です。
猫が高い場所に移動しようとする際、必ずどちらかの前足を先に出します。

この最初の一歩として踏み出す方の足が、その猫の利き手(利き足)である可能性が高いです。
また、システムトイレなど縁のあるトイレに入る際に、どちらの足から入るかを観察するのも有効な手段です。
何度も観察し、常に同じ方の足から踏み出しているかを確認してみましょう。

猫の利き手は性別によって傾向が違うって本当?

猫の利き手には性別によって異なる傾向がある、という興味深い説があります。
これは、イギリスの研究機関によって発表された研究結果に基づくものです。
もちろん個体差があるため全ての猫に当てはまるわけではありませんが、オスとメスとでは、ホルモンバランスや脳の構造の違いから、優位に使う手に偏りが見られるとされています。

愛猫の性別と利き手の関係を照らし合わせてみるのも面白いかもしれません。

オスの猫は左利きが多いという研究結果

イギリスで発表された論文によると、オスの猫は左利きである傾向が強いことが示されています。
この研究では、飼い猫の日常生活における自発的な行動を長期間にわたって観察しました。
その結果、食べ物を要求する、障害物を乗り越えるなどの行動において、オスの猫は優位に左前足を使うことが多かったのです。

なぜオスに左利きが多いのか、その明確な理由はまだ解明されていませんが、脳の構造やホルモンの影響が関連している可能性が指摘されています。

メスの猫は右利きが多い傾向にある理由

オスの猫が左利き傾向にあるのと対照的に、メスの猫は右利きが多い傾向にあることが、同じ研究で報告されています。
これは、右前足の動きを制御するのが左脳であることと関係があると考えられています。
左脳は論理的思考や慎重な判断を司るため、子育てなどでより繊細な注意力が求められるメスは、左脳が発達し、結果として右利きになるのではないかという仮説です。

もちろん、すべてのメスが右利きというわけではありませんが、性別によるこうした傾向の違いは非常に興味深い点です。

利き手から愛猫の性格をこっそり診断してみよう

利き手と性格の関連性について科学的に証明されているわけではありませんが、一般的に「右利きの猫は穏やか」「左利きの猫は活発」といった傾向があるといわれています。
これは、感情や直感を司る右脳と、論理的思考を司る左脳のどちらが優位に働いているかに関連するという考え方です。
あくまでエンターテイメントの一つとして、愛猫の利き手から性格の傾向を推測してみましょう。

右利きの猫に見られる性格的な特徴

右利きの猫は、体の右側の動きをコントロールする左脳が優位に働いていると考えられています。
左脳は論理的思考や分析能力を司るため、右利きの猫は比較的穏やかで落ち着いた性格の子が多いようです。
また、新しいおもちゃや環境に対して慎重な一面を見せる一方で、一度安全だとわかると積極的に遊ぶ好奇心も持ち合わせています。

飼い主に対して甘えん坊で、コミュニケーションを取りやすいタイプともいえるでしょう。
着実に物事を進める堅実な性格が特徴です。

左利きの猫に共通する性格の傾向

左利きの猫は、体の左側をコントロールする右脳が活発に働いているとされます。
右脳は直感やひらめき、感情などを司るため、左利きの猫はエネルギッシュで好奇心旺盛な性格の子が多い傾向にあります。
物怖じせず、新しいことにも果敢にチャレンジする冒険家タイプです。

感情表現が豊かで、時には気分屋な一面を見せたり、少し攻撃的になったりすることもありますが、それも個性の一つです。
予測不能な行動で飼い主を飽きさせない、魅力的な性格の持ち主といえるでしょう。

少数派?両利きの猫が持つユニークな性格

利き手が定まっていない両利きの猫は、状況に応じて左右の脳をバランスよく使っていると考えられます。
そのため、性格もユニークで多面的になる傾向があります。
ある時は穏やかで慎重な右利きの特徴を見せ、またある時は活発で直感的な左利きの特徴を見せるなど、気分によって態度が変わりやすい「気分屋」タイプかもしれません。

繊細で感受性が強く、少し神経質な一面を持つこともありますが、それだけ周りの環境を敏感に察知できる賢さを備えているともいえます。

愛猫の利き手を知ってコミュニケーションに活かす工夫

愛猫の利き手を知ることは、単なる雑学に留まりません。
利き手を理解することで、猫がより快適に、そして楽しく過ごせるような環境を整えることができます。
おもちゃの遊び方から食器の配置に至るまで、少しの工夫を加えることで、愛猫との絆をさらに深めるきっかけになるでしょう。

猫の視点に立ったコミュニケーションを心がける上で、利き手の情報は有効なヒントとなります。

利き手に合わせたおもちゃの遊び方で満足度アップ

愛猫と遊ぶ際、利き手を意識することで満足度を格段に上げられます。
例えば、猫じゃらしを振る時は、猫の利き手側から差し出すようにしてみましょう。
猫は得意な手でスムーズにおもちゃを捕まえることができるため、狩猟本能が満たされやすくなります。

成功体験を重ねることで猫は自信を持ち、遊びに対する意欲も向上します。
逆に、たまに利き手ではない側からおもちゃを出すと、少し難易度が上がり、遊びに良い刺激を与えることも可能です。
愛猫の反応を見ながら、遊び方を工夫してみましょう。

食器や爪とぎの配置を利き手側に変えてみよう

猫が毎日使う食器や爪とぎの配置も、利き手を考慮してあげると、より快適な生活環境を提供できます。
例えば、フードボウルとウォーターボウルを並べて置いている場合、利き手側からスムーズに飲食できるよう、猫が顔を向けやすい位置に調整してみましょう。
また、爪とぎは猫が体重をかけて力いっぱい研ぐものです。

利き手でしっかりと踏ん張れるように、安定した場所に設置したり、利き手側にスペースを確保したりすると、猫はストレスなく爪のお手入れができます。
こうした細やかな配慮が、愛猫のQOL向上に繋がります。

猫の利き手に関するよくある質問

ここでは、猫の利き手に関して多くの飼い主が抱く疑問について回答します。

Q1. 猫の利き手が途中で変わることはありますか?

基本的に、1歳頃までに定着した猫の利き手が自然に変わることは稀です。
しかし、ケガや関節の痛み、加齢による筋力の低下など、身体的な理由で利き手だった方の手を使いづらくなった場合、もう一方の手を優位に使うようになる可能性はあります。

急に使う手が変わった際は、体のどこかに不調を抱えているサインかもしれないので、注意深く様子を観察してください。

Q2. 利き手がない「両利き」の猫は珍しいのでしょうか?

いいえ、両利きの猫は決して珍しくありません。
ある研究では、約25%の猫が特定の利き手を持たない両利きであったと報告されています。
人間社会では両利きは少数派ですが、猫の世界ではごく自然なことです。

状況に応じて器用に左右の手を使い分けることができるため、賢く適応能力が高い猫であると捉えることもできます。

Q3. 猫の利き手と健康状態や病気に関連はありますか?

現在のところ、猫の利き手と特定の病気や健康状態との間に直接的な関連性を示す科学的根拠はありません。
ただし、前述の通り、もともと使っていた利き手を急に使わなくなった場合は注意が必要です。
前足のケガや関節炎などの痛みを避けるために、無意識に逆の手を使っている可能性があります。

行動の変化に気づいたら、獣医師に相談することをおすすめします。

まとめ

猫にも利き手が存在し、その多くは1歳頃までに定着します。
利き手を持つ猫の割合は約75%で、残りは両利きです。
性別によっても傾向があり、オスは左利き、メスは右利きが多いという研究結果があります。

おやつや、おもちゃを使った遊び、段差を上る際の一歩目などを観察することで、愛猫の利き手を調べることが可能です。
利き手によって性格の傾向も異なるといわれており、その特性を理解することは、愛猫とのコミュニケーションや生活環境の改善に役立ちます。

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