ネオンテトラが底で動かない7つの原因と対処法|病気かの見分け方
2026.1.30 アクア飼育しているネオンテトラが水槽の下の方で動かない様子を見ると、病気ではないかと不安になるかもしれません。
ネオンテトラの動きがおかしい場合、その原因は環境ストレスから病気のサインまでさまざまです。
まずは落ち着いて魚の様子を観察し、「緊急性が高い状態か」「環境調整で回復が見込める状態か」を切り分けることが重要です。
この記事では、ネオンテトラが底で動かない原因を特定するためのチェックポイントと、状況に応じた具体的な対処法を詳しく解説します。
原因を正しく理解し、適切な対応をとることで、愛魚を元気な姿に戻せる可能性が高まります。
目次
まずは落ち着いて確認!ネオンテトラが病気か判断する3つのチェックポイント
ネオンテトラが底でじっとしているとき、飼い主として最も心配なのは病気の可能性です。
しかし、動かない原因は病気だけとは限りません。
まずは慌てずに、これから紹介する3つのポイントに沿ってネオンテトラの体を注意深く観察しましょう。
チェックの結果「病気の可能性が高い」と判断できる場合は、治療より先に隔離を優先し、環境の急変を避けながら対応していくことが基本です。
チェックポイント1:体表に白い点や綿のようなものが付いていないか
ネオンテトラの体表をよく観察し、異常がないか確認してください。
もし体に塩をまぶしたような0.5mm前後の白い点が付着している場合、それは「白点病」の典型的な症状です。
白点病は寄生虫が原因で、進行すると衰弱して死に至ることもあるため、早期の治療が重要です。
また、体に白い綿のようなフワフワしたものが付いている場合は、「水カビ病」が疑われます。
これは傷口などから真菌が感染して起こることが多く、水質の悪化や外傷が引き金になるケースが目立ちます。
これらの症状が見られたら、病気の可能性が高いと判断し、隔離と治療の準備に取り掛かりましょう。
チェックポイント2:ヒレがボロボロに溶けたり、体に傷ができていたりしないか
ヒレの状態は健康を示す重要なサインです。
尾ヒレや背ビレの先が白っぽくなる、ギザギザに裂ける、溶けて短くなるといった変化がある場合は、「尾ぐされ病」など細菌性疾患の可能性があります。
水質悪化やストレスが引き金になりやすく、放置すると泳げなくなり衰弱することもあるため注意が必要です。
また、体表に擦り傷や噛み跡がある場合は、レイアウトにぶつかった、混泳相手から攻撃を受けたなどが考えられます。
外傷は二次感染につながりやすいため、傷がある場合も早めに隔離して経過観察すると安全です。
チェックポイント3:呼吸が異常に速かったり、水面で口をパクパクしたりしていないか
エラの動きを見て呼吸の速さを確認してください。
普段より明らかにエラを速く動かしている場合、酸素不足や水質悪化によるエラのダメージが疑われます。
特に水面近くで口をパクパクさせる「鼻上げ」のような行動が続く場合は、酸欠のサインであることが多く、緊急度が高い状態です。
酸欠は高水温、過密飼育、ろ過能力不足、フィルター目詰まり、水面の撹拌不足など複数の要因で起こります。
呼吸が苦しい状態が続くと体力が急速に奪われ、底でぐったりして動けなくなることがあります。
この症状が見られる場合は、まず酸素供給と水温の是正を優先してください。
【原因別】ネオンテトラが底で動かないときの7つの原因と対処法
チェックポイントで明らかな異常が見られなかった場合、動かない原因は病気以外の可能性が高くなります。
ネオンテトラは水質・水温の変化に敏感で、ストレスがかかると底でじっとして体力温存に入ることがあります。
ここでは、ネオンテトラが底で動かないときに考えられる7つの原因と、それぞれの対処法を解説します。
「急激に変えるほど悪化する」ケースもあるため、環境調整は段階的に行うのが基本です。
原因1:水槽に導入した直後で新しい環境に慣れていない
購入して水槽に入れたばかりのネオンテトラが底でじっとしているのは、病気ではなく環境変化への警戒心や輸送ストレスが原因のことがあります。
ネオンテトラは臆病な魚で、導入直後は物陰や底に寄って様子を見る行動がよく見られます。
また、単独や少数で導入すると警戒心が強まりやすく、群れができるまで落ち着かないこともあります。
通常は数日から1週間ほどで環境に慣れ、徐々に中層を泳ぐようになります。
対処法:照明を少し暗くして静かな場所でそっと見守る
導入直後は「刺激を減らす」ことが最優先です。
照明が明るすぎるとストレスになるため、少し暗くする、点灯時間を短めにするなどして落ち着かせましょう。
水槽の前で急に動く、ガラスを叩く、大きな物音を立てると警戒が強まりやすいため、静かな環境を保つことが重要です。
心配でも覗き込みすぎず、餌も少なめにして水質を悪化させないよう注意しながら見守ってください。
原因2:餌の食べ残しやフンの蓄積で水質が悪化している
水が透明でも、水質が悪化しているケースは珍しくありません。
残餌やフンは分解過程でアンモニアを発生させ、ろ過バクテリアの処理能力を超えると水中に蓄積します。
ネオンテトラは水質変化に敏感なため、水質悪化でストレスがかかると体力を消耗して底で動かなくなることがあります。
特に立ち上げ初期の水槽、過密飼育、フィルターのメンテ不足、給餌量が多い環境では起こりやすい傾向があります。
対処法:水質をテストし、全体の3分の1を目安に水換えを行う
まず試験紙や試験薬でアンモニア・亜硝酸塩などを確認し、疑わしい場合は水換えで希釈します。
ただし、全量換水は急変を招きやすく逆効果になり得るため、1回の水換えは全体の1/3程度を目安にします。
新しい水はカルキ抜きを行い、水温を合わせてからゆっくり注ぎ入れてください。
底床のゴミやフンは底床クリーナーで吸い出すと改善が早まります。
原因3:ヒーターの故障や外気温の影響で水温が急変した
ネオンテトラは水温変化に弱く、適正水温(目安24~26℃)から外れると活性が低下し、底で動かなくなることがあります。
冬はヒーター故障や設定ミスで急低下しやすく、夏は室温上昇で30℃近くまで上がることもあります。
水温の急変は免疫力低下にもつながり、結果として病気を誘発しやすくなるため、原因として優先的に確認すべき項目です。
対処法:水温計で適正温度(24~26℃)を確認し、ヒーターや冷却ファンで調整する
まず水温計で現状を把握します。
水温が低い場合はヒーターの通電・設定を確認し、故障が疑われるなら交換します。
水温が高い場合はエアコン管理、冷却ファン、水槽用クーラーなどで下げ、直射日光を避けます。
調整は急に行わず、時間をかけてゆっくり適正範囲へ戻すことが重要です。
原因4:混泳している他の魚からのいじめでストレスを感じている
ネオンテトラは温和で小型のため、攻撃的な魚やサイズ差のある魚と混泳すると追われたりつつかれたりすることがあります。
ストレスを受けると、水草の陰や底に隠れて動かなくなることがあり、餌も取れずに衰弱しやすくなります。
また、ネオンテトラ同士でも数が少ないと群れが安定せず、特定個体が追われやすくなる場合があります。
対処法:隠れ家になる水草や流木を増やし、必要であれば隔離する
まずは隠れ家を増やし、視線を遮るレイアウトにします。
水草(マツモ、アナカリスなど)や流木、石を増やすと、追われる個体が逃げ込みやすくなります。
それでも改善しない場合は、いじめる側またはいじめられる側を隔離し、混泳相性そのものを見直してください。
原因5:白点病や水カビ病など何らかの病気を発症している
環境面の問題が見当たらず、かつ底で動かない状態が続く場合は病気を疑います。
白点病、水カビ病、尾ぐされ病などは水質悪化や水温急変が引き金となりやすく、初期段階では「動かない・元気がない」だけで始まることもあります。
病気は伝染性のものもあり、放置すると他個体へ広がるリスクがあるため、早めの切り分けが重要です。
対処法:症状を特定し、別の水槽で塩水浴や市販の魚病薬で治療する
まずは治療水槽へ隔離し、他の魚への感染とストレスを遮断します。
初期であれば塩水浴が選択肢になりますが、ネオンテトラは水質変化に敏感なため、濃度管理と観察を徹底してください。
症状が進行している、または塩水浴で改善が見られない場合は、病名に合った魚病薬を用い、説明書の用法・用量・期間を守って薬浴します。
治療中は水質悪化を避けるため、給餌は控えめにし、残餌は必ず回収します。
原因6:水中の酸素が不足して酸欠状態に陥っている
酸欠になると呼吸が苦しくなり、ネオンテトラは体力温存のために動きを止め、底でじっとすることがあります。
酸欠は夏場の高水温で起こりやすく、水温が上がるほど水に溶ける酸素量が減ります。
過密飼育、フィルター目詰まり、夜間(植物が光合成せず酸素供給が止まる時間帯)なども酸欠リスクを高めます。
水面で口をパクパクする行動が見られる場合は、緊急度が高いと考えてください。
対処法:エアレーションを設置するか、ろ過装置の水流を調整して酸素を供給する
最も確実なのはエアレーションの追加です。
エアポンプとエアストーンで水面撹拌を強めると、溶存酸素量が改善しやすくなります。
エアレーションが難しい場合は、ろ過装置の吐出口を水面に向け、水面がしっかり波打つよう調整します。
水温が高い時期や魚が多い水槽では、常時の酸素供給を前提に設備を整えると安定します。
原因7:寿命が近づいて体力がなくなり泳げなくなっている
外傷や病気の兆候が乏しく、飼育期間が長い個体の場合、老衰の可能性もあります。
ネオンテトラの寿命は一般に2~3年程度とされ、加齢により体力が落ちると底で静かに過ごす時間が増えることがあります。
この場合、急激な悪化というより、徐々に食が細くなる、体色が薄くなる、活動量が減るといった変化が出やすいのが特徴です。
対処法:穏やかに過ごせるよう、水流の弱い場所で静かに見守る
老衰が疑われる場合は、負担を減らすことを優先します。
強い水流は体力を奪うため、吐出口の向き調整やレイアウトで水流の弱い場所を作ってください。
他の魚の干渉がストレスになりそうなら、隔離ケースで保護するのも選択肢です。
無理に餌を食べさせようとせず、静かに見守ることが大切です。
ネオンテトラが元気に泳ぐ環境を維持するための予防策
ネオンテトラが底で動かなくなるトラブルを防ぐには、日頃の環境管理が最重要です。
病気や不調の多くは、水質悪化・水温急変・ストレスが引き金になります。
ここでは、基本となる3つの予防策を紹介します。
定期的な水換えで清浄な水質を保つ
水槽内の汚れは目に見えにくくても確実に蓄積します。
1~2週間に一度、全体の1/3程度を目安に水換えを行い、有害物質の濃度を低く保ちましょう。
水換え時に底床のゴミも吸い出すと、水質悪化と病気の予防に直結します。
過密飼育を避けてストレスのない環境を作る
過密飼育はストレス増加、水質悪化の加速、酸欠リスク上昇など、悪影響が連鎖しやすくなります。
目安として水量に余裕を持たせ、魚の数を増やしすぎないことが安定運用の近道です。
ろ過能力と水量に対して適正な飼育数か、定期的に見直してください。
1日1〜2回、数分で食べきる量の餌を与える
餌の与えすぎは水質悪化の大きな原因です。
給餌は1日1~2回、2~3分で食べきれる量を基本とし、残餌は必ず回収します。
週に1回程度の絶食日を設けると、消化器の負担軽減や水質維持に役立つ場合があります。
ネオンテトラが底で動かないことに関するよくある質問
ここでは、ネオンテトラが底で動かない状況について、よくある疑問をQ&A形式で解説します。
判断に迷いやすい場面を中心に整理しました。
Q1. ネオンテトラを買ってきたばかりです。何日くらいで元気に泳ぎ始めますか?
個体差や環境によりますが、一般的には2~3日から1週間程度で慣れてきます。
導入直後に底でじっとするのは警戒行動として珍しくありません。
照明を少し暗くし、静かな環境で見守ることが大切です。
1週間以上まったく改善しない場合は、水質・水温・混泳相性などを再点検してください。
Q2. 1匹だけ底で動かないのですが、他のネオンテトラは元気です。なぜでしょうか?
その個体だけが不調を抱えている可能性があります。
いじめ、外傷、病気の初期症状、個体差による虚弱などが考えられます。
体表やヒレ、呼吸を確認し、異常があれば隔離して様子を見るのが安全です。
Q3. 夜になるとネオンテトラが底でじっとしています。これは問題ありませんか?
照明が消えると休息状態に入り、底や水草の陰で動かなくなることがあります。
翌朝に照明をつけると元気に泳ぐなら、通常は問題ありません。
ただし夜間でも呼吸が荒い、水面でパクパクする、体表異常がある場合は別要因を疑ってください。
まとめ
ネオンテトラが水槽の底で動かない原因は、導入直後のストレス、水質・水温の悪化、混泳によるストレス、酸欠、病気、寿命など多岐にわたります。
まずは体表・ヒレ・呼吸の3点を観察し、病気や緊急性の高い状態かどうかを切り分けることが重要です。
病気のサインが乏しい場合でも、環境要因が潜んでいることが多いため、水質・水温・飼育密度・ろ過・水面撹拌を順に見直してください。
日頃から定期的な水換えと適切な餌やりを徹底し、安定した飼育環境を維持することが、トラブルを未然に防ぐ最も効果的な方法です。
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